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 テニスでは全仏が開幕しましたが、お隣のイタリアでは自転車レースの「ジロ・デ・イタリア」が開催されています。

　グランツール

自転車レースとしては、「ツール・ド・フランス」が有名ですが、この「ツール・ド・フランス」と「ジロ・デ・イタリア」と「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の三大レースを「グランツール（三大ツール）」と呼びます。

ジロ・デ・イタリア

グランツールの中でも非常に勾配やカーブが急であることが有名なレースで、基本的に山登りだと思ってもらって問題ないと思います。歴代の優勝者もヒルクライムの得意な選手が名を連ねています。

今年のジロは

そんなジロですが、今年も終盤になりました。まだまだワタクシは自転車レースには詳しいわけではないので、結果予想なんてものはできませんが、注目したいのはなんといっても新城（あらしろ）選手です。昨年のツール・ド・フランス完走時に日本でも少し話題になったので、自転車を知らない人でもちょっとは記憶に残っているかもしれません。

知らない人のために簡単に説明しますが、自転車のツールレースは基本的にチーム戦です。このジロ・デ・イタリアもツール・ド・フランスもチームで戦略を立てながら、そのチームのエースが走りやすいようにメンバーが支援する形になります。

新城選手の走りのスタイルからチーム内ではどうしてもサポート役になることが多いのですが、今回のジロの第５ステージ（全２１ステージ）では快挙を成し遂げました。「逃げ」るのが得意な彼なんですが、その本領を発揮。残念ながら最後に抜かれてはしまいましたが、なんと３位に入りました。当然グランツール日本人最高成績です。昨年のツール・ド・フランスでも第２ステージで５位に入るなど、どんどん力をつけてきています。

寿命の長い自転車競技なので、これからの彼の活躍に期待したいと思います。