ゆーすけのゆーとぴあ

東北新幹線（山形新幹線）には初めて乗りました。記念に新幹線の写真も撮ってみたんですが、鉄道マニアではないワタクシにとったら、写真を見ても何の車両かさっぱり・・・（笑）。

さて、今回の福島旅行の目的地は福島県立美術館です。

福島駅から福島交通飯坂線というローカルな電車に乗り継ぎます。

乗車駅証明書発券機
Sony α77 × Vario-Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5(1680Z)

この鉄道はほんとに昔ながらな雰囲気が残っています。

自動改札ではないので、ICカードどころか磁気切符でもありません。福島駅では券売機があり、買った切符を駅員さんが「パッチン」してくれますが、目的地である美術館図書館前駅では駅員さんもいないので、車掌さんが切符を集めてくれます。

で、そんな駅員さんがいない駅から電車にのるために、上の写真のような乗車駅証明書発券機があるんです。

この発券機、ボタンを押すと乗車駅の名前が記載された紙が出てきます。バスみたいな感じですね。それを電車内で車掌さんに渡すことで、切符が買えるんです。

というわけで、目的地の県立美術館に到着です。

若冲が来てくれました
Sony α77 × Vario-Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5(1680Z)

今回、この美術館にきた目的はこの「若冲が来てくれました」展を見に来ました。

伊藤若冲は９０年代以降、非常に人気の高い画家の一人ですが、その人気の火付け役となったプライスコレクションが、ここにやってきていました。

若冲のコレクションで有名なジョー・プライスさんが、東北復興の一助となれば、ということで、東北３か所（岩手県立美術館・仙台市博物館・福島県立美術館）で特別展が開催されたのです。

今回の「若冲が来てくれました」展は、伊藤若冲の作品だけでなく、ジョー・プライスさんがコレクションしている様々な日本画が出品されています。

ただ、やはり若冲の絵は一味違いますね。なんというか存在感が。

大胆に描かれた部分と緻密に描かれた部分が、柔らかな曲線と力強い直線が、それぞれ混ざり合って、一つの絵として完成している感じです。ワタクシのような素人でもなんとなく心打たれるものがありますね。

というわけで、非常に有意義な「若冲が来てくれました」展でした。まだもう少しやってるみたいなんで、興味ある方はぜひ。

ちなみに、ワタクシ思わずポスター買っちゃいました（笑）。

昨年もそうでしたが、今年もクリスマス以降、降雪が結構あったようで、野沢温泉では多いところで３ｍ近い積雪がありました。コンディションとしては、本当に最高。

しかも、今回は初日かなりいい天気で、思いっきりパウダースノーを満喫することができました。

いつもの電波塔
Sony α77 × Vario-Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)

めちゃくちゃ気持ちよくスキーを楽しめたわけですが、やはりいいことばかりではありませんでした。

二日目も比較的いい天気だったのですが、最終日は悪天候。さすがに山の天気でずっと好天に恵まれ続けるのは難しいようです。

野沢温泉村でもそこそこの雪が降っていましたが、それでも普段通りというか、例年ワタクシたちが経験しているような降雪でした。

いやぁ、寒そう・・・。
Sony α77 × Vario-Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA (SAL1680Z)

しかし、朝食を終えた段階で、上田市内や長野市内でも３０ｃｍ程度の積雪があるとの情報が。

とは言うものの、「ま、なんとかなるさ」的な感じで最終日もゲレンデへ。しっかり雪山を満喫した後、遅めの昼食をとっていると、長野市に住む友人からの情報が。

「高速道路、通行止め」

というわけで、iPhoneで高速道路情報を確認すると、中央道や上信越道がほとんど通行止め。。。

そっから下山・帰宅準備をして、宿を出たのが、１６時頃でした。

ひとまず、上信越道でも通行可能な長野ICまで下って、そこから下道です。ナビに従って、国道や県道を乗り継ぎながら進もうにも、どの道路も大渋滞。。。しかも凍りついてて滑りまくるし。。。

軽井沢の峠越えでは、何台もの車が立ち往生しており、ワタクシもそうならないように、念のためチェーンを装着しました。４WDのレガシィにチェーン巻いたのなんて初めて・・・。

助手席にいた友人に定期的に高速道路情報を確認してもらいつつ、山越えしていると、深夜１時前後に上信越道が開通したとの情報が。

途中から進路を変更してなんとか上信越道へ。そこから東京まではかなり順調に帰ることができました。

が、大泉JCと練馬ICの間で再び大渋滞になりました。練馬ICを出た直後の国道でもほとんど進まず。外環道が通行止めになっていた影響で、全ての車が練馬ICで降りて国道に流れ込んだんだと思われます。

まったく進みそうになかったので、そこからは細かい道をなんとか駆使して、友人宅へ。結果、宿から寮まで、約１６時間半ほどかかりました。夕食もコンビニで済ます羽目に。。。

というわけで、なんとも大変な帰路になってしまいました。

まぁ、こんなことに懲りずにこれからも毎年行き続けるんでしょうけどねぇ。

２日目の目的地は「角館」です。

今回泊ったホテルは秋田県大館市でした。秋田県の中でもかなり北部にあり、青森県との県境もすぐそこのところです。

そんなホテルから、この日の目的地である角館までの道中は150km前後です。朝からのんびりと国道を走っているとドライブとしてはとても気持ちよく走れました。

さすが米どころの秋田県、見渡す限り田園風景ってところがたくさんあり、ちょうど季節も収穫前なので、これぞ"ジパング"というのを味わいながらのドライブでした。

で、昼前に角館に到着。辺りを散策です。

角館の武家屋敷
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

角館は武家屋敷とその周辺に広がる町並みが有名です。人力車なんかも走っていて、「小京都」と呼ばれているのがよく分かる気がします。

ここでは折角なので、名物の稲庭うどんを食べたかったのですが、時間や季節が良すぎたせいか、どの店もかなりの混雑。どれくらい待たないと食べれないか分からないくらいだったので、諦めることにしました。

というわけで、この日は角館を散策しただけで、帰路につきました。

ただ、東北自動車道が栃木付近からかなり混雑していて、思った以上に時間がかかってしまいました。神奈川についたのは日付が変わるころ・・・。

今回のドライブの走行距離
iPhone 4S (Softbank)

金曜の深夜に出発して、日曜の深夜に帰ってくるという、丸々２日間の道程でしたが、全部で1,551kmのドライブでした。高速道路での渋滞はつらいですが、田舎の国道をだらだら走るのは結構リフレッシュできるもんです。なかなか気持ちのいいドライブ２日間でした。

３連休の数日前にふと思い立って東北にドライブにいくことにしました。ただ、行楽シーズンの３連休にあいているホテルも少なく、とりあえずあいていたビジネスホテルだけを予約して出発。

ただ、東北の観光名所をネットで検索していて、「東北復興観光支援パス」というサービスを発見しました。これはNEXCO東日本が提供しているサービスで、東北地方の周遊エリア内の高速道路乗り放題というサービスなんです。今回のワタクシのようなドライバーにはぴったり。というわけで、早速、東北復興観光支援パスにも申込。

金曜の夜、仕事から帰ってきてから準備して、深夜０時ころに出発。途中渋滞やら仮眠やらを経て、平泉前沢ICを降りたのが９時すぎ。毛越寺（もうつうじ）横の駐車場に車を止めて、辺りを散策することにしました。

毛越寺の庭
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

まずは毛越寺です。

ここは上の写真にある庭園が有名なようです。浄土庭園と呼ばれ、浄土を地上に表現したとされています。真中にある池のまわりには金堂や講堂の遺構が残っています。

ワタクシが行った時は偶然ですが、結婚式が行われていました。このお寺の檀家さんなんでしょうか。ちょうど大安の土曜ですしね。

さて、そこから歩いて１０分程度のところにあったのが「柳の御所遺跡」です。奥州藤原氏がこの辺りを治めていた時の政庁とされている「平泉館」の遺構です。

柳の御所遺跡
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

はい、酷い言い方をすればただの草原でした（汗）。

まぁ、遺跡ってそんなもんですけどね。確かにかなりの面積があり、当時の奥州藤原氏の勢力を窺い知ることはできます。ただ、もうちょっとなんか残っててくれてもいいんですけどねぇ・・・（笑）。

さて、気を取り直して、次に向かうのは「無量光院跡」です。歩いて５分程度でしょうか。なんとなく「跡」という文字に不安を抱えながら行ってみると・・・。

無量光院跡
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

ん～、ワタクシには田んぼのようにしか見えない。。。

元々は池の上に浮かび上がるようにして寺院が立っていたそうです。宇治の平等院鳳凰堂を手本にして建てた寺院だったそうなので、現存すればなかなかの物だったのではないでしょうか。

さてさて、草原と田んぼを見学してきたわけですが（笑）、次に向かうのは「高館」というところです。

無量光院跡から歩いて５分程度でしょうか。

高館・義経堂
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

ここは、源義経が藤原泰衡の奇襲にあい、最期をむかえたとされる場所です。その中でも上の写真にある義経堂は義経が自害した場所だとされています。上の写真でも微かに見えますが、中に義経像が立っています。

そして、ここから徒歩１０分程度のところに中尊寺があるのですが、その麓に建っているのがこちら。

武蔵坊弁慶の墓
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

立ち往生で有名な弁慶坊のお墓です。立ち往生や勧進帳のような話が本当かどうかは知りませんが、弁慶のような人自体は実在の人物のようです。源義経が奥州に逃げのびる際、多くの僧兵が手助けしたとされているのですが、その一人だったのではないでしょうか。

ここから石段や坂を登ること１０分ほど、やっと中尊寺に到着です。

中尊寺金色堂
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

この中尊寺には様々なお堂があり、その中の一つが有名な金色堂です。ただ、金色堂そのものを守る為に覆堂と呼ばれる建物で囲ってあるので外からは見えません。

現在の覆堂は比較的新しいものですが、すぐ近くに鎌倉時代から金色堂を守っていた初代の覆堂も現存しています。

写真撮影はできなかったので、写真はありませんが、とにかく金色でした。お堂は全て金で塗られており、中の装飾も金や螺鈿、象牙などでできており、非常に豪華絢爛な感じです。

というわけで、平泉探索は終了です。

半日以上、付近を歩きまわって結構疲れました。この日は非常に天気がよく、東北といえど気温は３０度超えてるし。なので、あとは温泉でゆっくり、ってことで、秋田の秘湯「乳頭温泉」に向かうことにしました。

１００km程でしょうか、最後はでこぼこの砂利道を通ってたどり着いたのですが。

乳頭温泉　鶴の湯
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

到着時刻は１６時半。。。

入浴時間１５時までって・・・（涙）

そんなに早く入湯時間が終わるとは思っていませんでした。完全に調査不足。。。

結構、楽しみにしてたんですけどねぇ・・・混浴（笑）。

と、そんなことを嘆いていてもどうしようもないので、さっさと宿まで行って寝ることにしました。

これにて前篇終了です。２日目はまた次回に。

昨年も同じような記事を書きましたが、毎年この時期に野沢温泉スキー場へスキー旅行へ行っています。

毎年、年末頃には雪不足を心配したりするのですが、今シーズンは信州ではクリスマス辺りから雪の日が結構多かったようで、旅行前日にコンディションを確認した時は多いところでは３ｍ程度の積雪になっていました。

ただ、結局ワタクシ達がスキー場に到着した初日もしっかり雪が降っていました。もう吹雪いているわ寒いわ・・・。

数十ｍ先はもう見えません。。。
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

最終日こそいい天気になってくれましたが、前２日間はずっとこんな感じでした。まぁおかげで雪質はよかったのですが・・・。

最終日はいい天気でした。
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

さて、今回はここ数年お世話になっている宿を紹介したいと思います。

「ベルク丸金屋」というところで、野沢温泉スキー場柄沢ゲレンデから徒歩数分のところにあります。ゲレンデから近いのもいいところですが、ワタクシたちがこの宿のリピーターとなっているのは、何と言っても食事がおいしいからです。三十路の我々だと全部食べると苦しいくらいの料理が出てきます。しかも全部がおいしい。

一度この料理を経験してしまうと、なかなか違う宿に浮気できないんですよ（笑）。また、何回もお世話になっているからなのか、色々と融通してくれます。その辺にも甘えつつ、これからもお世話になろうと思っています。

まぁ、２年連続男だけで行ってるせいで、宿の女将さん（？）には「来年こそは女の子も連れてきてね」的なことを言われてしまいましたが・・・。

天気がいいと雪原が光り輝きます。
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

さて、今回は石川県加賀市へのカニ旅行です。

折角石川県まで行くので、初日のランチは金沢市まで足を伸ばして近江町市場へ。海鮮丼を堪能した後、山中温泉に向かいました。

この日、宿泊したのは「百峰閣」という旅館です。ここはネットでの口コミでも非常に高い点数の旅館らしく、料理・温泉ともに期待が持てます。

加賀温泉駅から送迎バスで向かいます。ついたらまずは温泉へ。広々としたお風呂で露天風呂もあり、かなりゆっくりできました。おかげでお肌がツヤツヤに（笑）。

さて、お待ちかねの夕飯です。

海鮮丼も消化できて程よく空腹感が出てきたところで、乾杯♪

仲居さんに「がんばって食べてくださいねぇ」と言われながら必死でカニをむいていきます（笑）。こっからはとりあえず写真メインでご覧ください。ただ、何故か全体的に手ぶれしてるような・・・。そんなに酔ってなかったはずなのに・・・。

卵豆腐
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

非常に出汁の美味しい卵豆腐でした。暖めて食べるため茶碗蒸しみたいな感じに。

蒸し蟹？
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

とりあえずまるまま一杯。これを食べ終えるころにはかなりカニ剥きテクが向上してました（笑）。

香箱蟹
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

ズワイガニのメスですね。独特な食感の卵がおいしいです。味も濃い。

カニ刺し
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

甘みが最高です。新鮮な身がカニの花を咲かせます。

てっさ
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

実は、今回はカニだけじゃなくて河豚も出てくるコースでした。写真を撮り忘れてたのですが、てっちりもあり、てっさを何枚かてっちりの鍋でしゃぶしゃぶして食べたのですが、それも最高でした。

焼きガニ
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

乗り切らない量のカニ（笑）。カニ刺しで出てきた分の残りらしく、生でもいけるとのこと。少しだけ火を通すと風味が一段と増します。

カニ味噌
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

先ほどの焼きガニをこのカニ味噌に浸けて食べます。火に掛けてあることでカニ味噌の風味がよくなります。軽くレモンを掛けてから味噌につけると引き締まった味になってとても美味しかったです。

このあと天麩羅がでてきたのですが、それも写真忘れ・・・（涙）。ワタクシ、天麩羅は一番の好物なので、これも非常においしくいただきました。

釜飯
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6

締めの河豚の釜飯です。これがもうえも言われぬ美味しさ。出汁の味やおこげなど、全てが完璧でした。

さて、カニ・河豚に舌鼓を鳴らし続けたあとは、夜の宴会。日本酒を煽りながら親友達と遊び語り合う時間は非常に有意義なものでした。これまた心も体も癒された旅行となりました。