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スペックのアップデート 2024

昨年の終わり頃にこんな記事を書きました。この時は安西先生のお言葉への反響が大きかったですが・・・(笑)。

なんとかアップデート完了

前回の記事の最後でも、「IT(DX)や財務も何等かのアップデートができるようにしないといけないですね!」と言っていますが、今回は財務関連(ちょこっと英語)のアップデートです。

実は、今回「USCPA」という資格に無事合格しました。
といっても経理関係ではない方にとっては、あまりなじみのない資格だと思います。

正確には「U.S. Certified Public Accountant」の略で、日本語だと「米国公認会計士」と言われる資格になります。ま、「英語での会計学にちょっと詳しいよ」とアピールできる資格って感じですかね(笑)。

苦節何年?

今回、無事に試験に合格したわけですが、学習開始からするとかなりの時間を要してしまいました。
予備校のWeb講座を受講していたのですが、その資料請求をしたのがなんと2017年10月9日でした。

実に7年近く前・・・。

7年間もずっとガリガリ勉強していた、というわけではないのですが、折角なので学習状況を振り返っておきましょう(苦笑)。

まずは試験制度について

ま、あまり皆さんにとっては興味のないところだと思いますが、軽くUSCPAの試験制度を説明しておきます。
といっても、この7年の間に少し制度自体が変わってしまったので、その辺にも触れつつ・・・。

2023年以前

まず、2023年以前の試験制度ですが、全部で4科目の合格が必要でした。これらは一度に合格する必要はなく、個別に受験していき、全科目合格したタイミングで資格取得となる感じです。

この辺は日本の税理士試験と似ていますが、税理士試験と違って、科目合格には期限があり、その期限内に全科目合格しないと科目合格が失効してしまいます。

なお、合格しないといけない4科目は以下の通り。
・Financial Accounting & Reporting (FAR):財務会計
・Auditing &Attestation (AUD):監査及び証明業務
・Business Environment & Concepts (BEC):ビジネス環境及び諸概念
・Regulation (REG):ビジネス法

2024年以降

上記の試験制度が2024年から変更になり、科目が少し変わりました。科目以外にも細かい制度変更はあるのですが、今回はそれは割愛。
ちなみに、この新制度による試験は「CPA Evolution」と呼ばれています。なんかかっこいい(笑)。

新制度では、FAR・AUD・REGは必須科目ですが、旧制度におけるBECは廃止され、以下の3科目が選択科目として、このうち1科目合格すればOKになりました。

・Business Analysis & Reporting (BAR):ビジネス分析及び報告
・Information Systems & Controls (ISC):情報システム及び統制
・Tax Compliance & Planning (TCP):税法遵守及び税務計画

こんな制度を踏まえて

というわけで改めてワタクシの学習履歴ですが、まず2017年当時の状況です。
ワタクシはまだインドネシアでの赴任真っ只中で、「せっかく海外で経理担当者やってるんだから、なんか関連資格の勉強するか」というのが学習を開始した時の考えでした。

このUSCPAという資格はそもそもの受験要件として、大学での会計学の単位を一定数、取得しておく必要があります。ワタクシは経済学部を卒業しているので、ある程度は満たしていたのですが、少し足りない状態でした。
そこで、ワタクシが受講した予備校のサービスを使って、アメリカの大学の単位をいくつか追加で取得するところから始まりました。

なんとか、必要単位をそろえ、順調に学習をすすめた上で最初に受験したのがFARです。
この科目は経理部門にいるワタクシにとってはそこまで難しい科目でもないのですが、細かい論点も多く、試験範囲も非常に広いので、しっかり時間をかけて学習しました。

結果的に、初めて受けた試験で合格できたのですが、それがすでに2021年5月でした。

2017年10月の資料請求から、実際に本格的に学習を開始したのが2018年に入ってから(海外から予備校に申し込んだので、諸々の資料をそろえるのに結構手間取りました)。
そこから数カ月でアメリカの大学の単位を取得し終え、FARに向けて1年程度学習したのち、本来なら2020年初旬頃に受験予定だったのですが、Covid-19の関係で帰国を含めバタバタしていたせいで、かなり遅くなってしまいました。(インドネシア国内ではUSCPAの受験が出来ないことも大きかったですね。。。)

合格期限がせまる・・・

FARは比較的さくっと合格できたのですが、その他の科目の学習がなかなか大変でした。
そもそもあまりなじみがない内容の学習だった上に、上記の通りすでに日本に帰国しており学習時間の確保も結構大変でした。

で、FARの合格期限が2022年10月までだったのですが、それまでにAUD1回・REC1回を受けたものの不合格になってしまい、結局は期限切れとなってしまいました・・・。

というわけでFARからやり直し

かなりだらだらとした記事になってきたので、スピードアップしますが、結局期限切れを起こしたFARですが、先ほども書いた通り、この科目については普段の業務に関連が深いことから、2回目の受験でも比較的スムーズに合格。

その後、2023年に入り、AUD、BECと順調に合格していき、最後のREGを受験したのが2024年3月でした。

上に書いた通り、試験制度が変わってしまったのですが、2023年に合格したBECは、期限内であれば選択科目合格とみなされるようで、最後のREG合格をもって、無事全科目合格となりました。

ライセンス

実はこのUSCPAは「全科目合格」となったあとに、ライセンスを取得する手続きをとる必要があります。
(ライセンスを取得しなくてもいいのですが、なんとなくほしいでしょ?笑)

まぁ、ライセンスを取得・維持するにはいろいろと手間やコストがかかるのですが、折角なのでライセンスまで取得することにしました。

というわけで、無事にライセンスゲットです。
(実はライセンスを取得するのにも結構手間取ったので、その話はまた別の機会に笑)

アメリカからAir Mailで送られてきました
無事にライセンスゲットです!

これでワタクシ、「USCPA」として働くことができるようになったので、ご用命の際はぜひお声がけください(笑)。

ゆーすけ

7年の間、何をしていても心のどこかで「USCPA」の勉強しなきゃ・・・と思ってましたが、それからも解放されました。
さて、次は何を目指しましょうかねぇ。

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