先日、東名高速海老名SA辺りを走っていたらこんな車を見かけました。
ま、当然走行中なんで、写真等はないんですがどんな車を見かけたかというと、JRAの競走馬輸送車です。この競走馬輸送車自体はそんなに珍しいものでもなく、高速道路を走っているとたまに見かけるものです。
輸送車に書いてある名前
日曜の20時頃に東京方面に向かって走っていたのですが、ちょうどその時は渋滞しており、ゆっくり走っていました。そこで、ぼーっと輸送車を眺めていたら、車体の横に「ダイナガリバー号」という名前が見えました。
ワタクシは競馬には詳しくないので、これはこの輸送車にこーゆー名前が付いているのだと思ってのですが、あとから調べたところ過去の名馬の名前を載せるそうです。この「ダイナガリバー」ってのも日本ダービーを勝った事のある名馬のようです。
ただ、ワタクシはこの「ダイナガリバー」という名前が競走馬輸送車の名前になっているってのは、風刺がこめられているのかと勝手に穿ってしまいました・・・。
ガリヴァー旅行記
みなさん、スウィフトのガリヴァー旅行記は読んだことはありますか?ワタクシは小学生か中学生の頃読んだ記憶があります。とても好きな本のひとつです。この小説が世の中を風刺した物語であることはとても有名な話です。読んだ事が無い方でも名前くらいは聞いたことがあると思います。
内容を知らない方のために少しだけ説明いたしますと、ガリヴァーという船医がいろんな不思議な世界を旅して、それぞれの世界でトラブルに巻き込まれながらもなんとか解決して無事に帰ってくるという流れです。全部で4つの世界を旅するのですが、それぞれが完全に別の話で、第1部から第4部に分かれています。
第1部・第2部
この二つの話がもっとも有名です。第1部は小人の国「リリパッド」。第2部は巨人の国「ブロブディンナグ」です。
第1部でリリパッドと敵国「ブレフスキュ」の政治制度や刑罰制度の違い等と通じて、当時のイギリスとフランスを描いているといわれています。第2部では巨人からガリヴァーが出身国についていろいろな質問をされるという形で、当時のイギリスの状況を表しています。
第3部
この辺りから意外と知らない人が増えてくるようです。ただ、この第3部は名前だけは有名ですが・・・。第3部は空飛ぶ島「ラピュータ」です。ほら、名前は知ってるでしょ?(笑)
ここでは、行き過ぎた科学の力を風刺していると言われています。ちなみにこの第3部には日本も登場します。(踏み絵とか出てきます。)
第4部
さて、ワタクシが今回の記事にしたかったのはこの第4部の内容です。第4部は馬の国「フウィヌム」です。この国は当時のイギリス貴族を表した(厳格な階級制度)馬たちと欲望のままに生きる野蛮なヤフー(人間)が暮らす世界です。
話は輸送車に戻って
さて、競走馬輸送車にガリバーっていう名前をつけるなんて、なかなか知的で棘のあることするなぁと思ったのですが、名馬の名前からきてるんですね・・・。
でも、この名馬の名前を考えた人はもしかしたら・・・
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