本日は2月29日、閏日ですね。
4年に一度の閏年。確か100年に一度閏年じゃない年があって、400年に一度閏年になるんですよね。この話は2000年の時にかなり話題になったので覚えている人も多いんじゃないでしょうか。
閏年って?
では、そもそも閏年って何?って話ですが、ここで豆知識です。(って言うても知ってる人も多そうですが・・・)
現在、各国で採用されている太陽暦ですが、簡単に言うと地球が太陽の周りを一周する時間=1年にしています。それを計算すると1年=約365.24日ぐらいになるそうです。なので、4年間で1461日、つまり365×3+366=1461日ってことになるんですね。
2月が28日しかないのは?
JuryとAugust
というわけで、折角なので今回は暦のお話。
皆さん中学生で英語を習った時に、『10月=October の「Oct」は「8」を意味するんだけど、ジュリアス・シーザーが自分の生まれ月である7月に「Jury」と名づけ、息子のオクタヴィアヌス(アウグストゥス)が同じく生まれ月の8月に「August」と名づけたから2月分ずれた』ということを聞いたんじゃないかと思います。(世界史の授業だったかも・・・)
大の月、小の月
実はこの話にはもう一つネタがあるんです。
元々の太陽歴では奇数月を「大の月」=31日、偶数月を「小の月」=30日としていました。ただ、そうすると31日×6ヶ月+30日×6ヶ月=366日になってしまいます。そこで、2月を29日とすることで調整していました。なぜ2月で調整したかは後で説明しますが、このルールに則ると8月が「小の月」になってしまいます。それをオクタヴィアヌスが変えちゃうわけです。シーザーの月が「大の月」なのに、自分の月が「小の月」とは何事か、と。
というわけで、一つずつ後にずれる形になって、「大の月」=1月・3月・5月・7月・8月・10月・12月となったわけですが、そうするとまた1年=366日になってしまいます。そこで、また2月で調整し1年を365日にしました。
1年の最初と最後
さて、なぜこんなに2月が調整に使われるのかというと、農業が出来る時期の問題のようです。今、日本では4月始まりで物事を考えることが多いですが、当時(ローマ時代以前)はもともと1年は農業を基準に3月から始まり2月に終ると考えられていました。
そのため、1年の最後の月で調整されるようになったというわけです。
ちなみに、先ほど『JuryとAugustが間に入ったから「Oct」が10月』という話をしましたが、それは本当は違うようです。
当時の1年の始まりは3月だと言いましたが、そもそもそれ以前は1年が10ヶ月しかなかったのです。今では1月、2月、3月・・・と数字で表すので、なんとなく1月がスタートのように感じますが、当時の一年は3月=Marchがスタートで12月=Decemberがラストだったのです。その時の7月と8月はラテン語で「5番目の月」「6番目の月」という名前が付いていました。それを「Jury」「August」と変えた、というのが本当のお話のようです。
そして、1年を12ヶ月にする際に「10番目の月」=December のあとに2月分追加したわけですが、冬至に最も近い月、つまり「10番目の月」の次の月から1年が始まることになったため、結果として2月分ずれた名称になってしまったようです。
と、まぁダラダラと閏日のお話でした。「今夜コンパがある」なんて人は一つの話のネタになるかもしれません。この話をした結果、失敗したとしてもワタクシは責任までは負えませんが・・・(笑)。
Comment
コメント一覧 (4件)
>「今夜コンパがある」なんて人は
なるほど。なんか犯行予告っぽい(笑)。
昨夜、コンパに行ったとか??
樹さん>
ん!?なんでそんなことまで分かるんですか???
いや、決して昨日は韓国料理屋にもカラオケにも行ってません!(笑)
おー、これはためになる!早速コンパで使いたいけど、俺がコンパに行ったらJuryに怒られるかな・・と言うわけで正解はJuryじゃなくてJulyやでなw
あしゃおさん>
ほんまや・・・。
Juryのことを想いすぎてってことで、ってのは旦那さんに言うことではないわな(笑)