今から1年ほど前に、「メールマガジンのススメ」という記事を書きました。
1年経って、ワタクシのメルマガ環境が少しずつ変わってきたので、そのご紹介。
昨年の記事を簡単に要約すると、「iPhoneのiBookを使って『メディアの現場』を読み始めました。」ってことなんですけど、ワタクシ的には少しずつバージョンアップしてきております。
メルマガの種類
まず、購読しているメルマガですが、今は有料4つ・無料2つの計6つを購読しています。こうやって書くと多いなぁ、という気もしますが、日々通勤電車の中で読んでいると様々な情報をリアルタイムで取り入れられているような気がして、自分なりに充実感を思い存分味わっております(笑)。
無料の物は、「10秒で読む日経」という物と「田中宇の国際ニュース解説」という物です。ともに時事ニュースをさくっと解説してあります。こういうものはどうしても著作者の感想的な文章になってしまうわけですが、「こんな考え方もあるんだなぁ」程度に読めばいいんじゃないでしょうかね。無料だし・・・(笑)。
有料のは、「メディアの現場(津田大介氏)」・「金曜ランチボックス(小寺信良氏)」・「週刊isologue(磯崎哲也氏)」・「小沢一郎メールマガジン(小沢一郎氏)」の4つです。ワタクシの興味のある分野なんで、政治・経済・IT関連ってとこですかね。
メールマガジンスタンド
メールマガジンスタンド(メルマガスタンド)と言っても、メルマガを購読したことがない人にはなじみのない単語かもしれません。メルマガスタンドとは、メルマガの配信や購読登録等のサービスを行っているサイトのことです。雑誌でいう出版社的なものでしょうか。
昨年、ワタクシが「メディアの現場」の購読を始めた時は、「まぐまぐ」というメルマガスタンドを利用していました。が、ある事情により「まぐまぐ」だとちょっと不具合が出てきたのです。
「メディアの現場」は複数のメルマガスタンドから発行されていますので、別のメルマガスタンドに登録することにしたのです。
というわけで、今「メディアの現場」は「夜間飛行」というメルマガスタンドから購読しています。ちなみに、「金曜ランチボックス」⇒「夜間飛行」、「週刊isologue」⇒「まぐまぐ」、「小沢一郎メールマガジン」⇒「ブロマガ」を利用して購読しております。
ハードウェア
昨年の記事ではiPhoneを使ってメルマガを読んでいましたが、現在は電子書籍リーダーを利用するようになりました。
Sony Reader
Sony α77 × DT18mm F3.5 Macro SAM
電子書籍って毎年のように「電子書籍元年」と言われつつも、なかなか普及してるようには思えないですね。昨年末にはkindle paperwhiteが発売されましたが、これから広まっていくんでしょうか。
そんな中、ワタクシが使用しているのは、Sonyの「Reader」です。
カラーはホワイト
Sony α77 × DT18mm F3.5 Macro SAM
とても軽いですし、操作も非常に簡単です。現在の電子書籍リーダーには共通して言えることですが、E-inkという電子ペーパーを使用している為、長時間見ていても疲れることはありません。読むことが可能なファイル形式も様々で、ワタクシがiBookでメルマガを読んでいた時に利用したEPUB形式のファイルも当然読むことができます。
カバーをつけると文庫本を読んでる感じに。
Sony α77 × DT18mm F3.5 Macro SAM
とまぁ、電子書籍リーダーの使い勝手は問題なしです。Readerの解像度はE-inkの中では良い方だし、白黒反転(注)についてもReaderは回数が少ないらしいので、あまり気になりません。(注 「白黒反転」というのは、E-inkの仕様上、ページをめくる際に画面全体が一瞬真っ白・真っ黒になります。ちょっとチカチカする感じでしょうか。)
ソフトウェア
さて、どんなメルマガを何を使って読んでいるかってことを書いてきたわけですが、最後はどうやってReaderで読めるようにしているかってところです。
メルマガは当然メールで文章やファイルが送られてくるわけですが、メルマガによって様々な方法が採られているんです。
「メディアの現場」⇒メール本文+EPUBファイル、「金曜ランチボックス」⇒メール本文、「週刊isologue」⇒メール内にwebへのリンク、「小沢一郎メールマガジン」⇒メール本文、って感じでしょうか。
それぞれをReaderでスムーズに読むためにちょっとした工夫が必要でした。
Gmail × Evernote × wi-fi
そもそも、Readerに直接メールが届くなんてことはあり得ないので、メールをReaderに取り込む必要があります。一通ずつ転送するなんて、非常に面倒くさがりのワタクシには不可能です(笑)。
そこで、Readerのある機能に着目しました。
それは、Evernoteとリンクできる、というものです。
Reader上でEvernoteのアカウントを登録すれば、そのアカウント内に「Reader(TM)」というノートブックが自動で作成され、wi-fi環境があれば、その中のファイルと自動的に同期されるのです。
ワタクシは部屋では無線LANでネット接続していますので、Readerがワタクシの部屋に近づけば(笑)、勝手に同期が始まります。
これでEPUB形式については、クリアです。配信されたファイルをEvernoteに移す作業は必要ですが、それだけしておくと、気付けばReader上に同期されています。
ついでにEvernoteはwebクリップを保存することも非常に簡単にできるので、メルマガの内容がwebリンクであっても、リンク先のクリップをEvernoteに保存してしまえば、自動的にReaderへ同期されます。
残るは、メール本文の転送です。
今度はEvernoteの機能で、メールを設定されたアドレスに送るとそのメールを保存する、というものがあります。タグ等は件名に入れれば、ちゃんと反映されます。
そこで、メルマガの配信用に新たなGmailアドレスを取得し、そのアドレスに届いたそれぞれのメルマガを自動的にEvernoteに転送するようにしました。
これによってEvernoteにどんどんメルマガが保存され、それがReaderを部屋に持って帰るたびに同期されるという環境を整えることができました。
おかげで、ほぼストレスを感じることなくメルマガ生活をおくることが出来るようになりました(笑)。
ちなみに、上にも書きましたが、Evernoteってwebクリップを保存するのが非常に簡単です。ワタクシはGoogle Chromeの拡張ソフトでClearlyというものを使用しています。そんなソフトを使えば、webで気になった記事をポチポチクリップしておくと、あとでReaderで読めます。読む物がどんどん増えるのでEvernote内で積読が増えていく一方な気もしますが・・・(汗)。
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