以前の記事にも書きましたが、ワタクシがインドネシアに引っ越してきて3年半を超えました。
さすがに生活にも慣れてきて、インドネシア語も簡単な日常会話なら出来るようになってきました。
ただ、やはり「ここは日本とは違うんだ」と感じることも多々あります。
衛生状態がよくなかったり、日本の食材もなかなか手に入らなかったり。
ワタクシの住んでいる場所は、インドネシアの中でもバンテン州チレゴン市といって、ジャカルタから西に100Kmほど離れています。日系企業もあるにはあるのですが、日本人がそこまで多く住んでいるわけでもないので、ジャカルタのような都市と比べるとより不便な状態でもあります。
ただ、そういった不便も慣れてくるとなんとかなるもので、あまり苦にならなくなってきました。
しかし、「不便」とは違ったところで外国であることを認識することがありました。
ワタクシの場合
これは半年以上前の話なのですが、ジャカルタのショッピングモール内で鞄を盗まれました。
ワタクシはモール内のラーメン屋で遅めの昼食を摂っていたのですが、隣りの椅子に置いていた鞄が気づけば無くなっていました。
店員さんに状況を説明し、防犯カメラを確認してもらいましたが、カウンターに座っていたワタクシの後ろのボックス席に、若い男性数名が入ってきて、ワタクシに気づかれないように、少しずつ鞄を置いた椅子を動かしている様子が写っていました。
彼らはワタクシが気づかないであろうところまで椅子をずらすと、そのまま鞄を持って立ち去っていました。
鞄の中には、財布・携帯・パスポート等、貴重品類が入っていたのですが、すぐにクレジットカードをストップさせたこともあり、金銭的な損害はそこまで大きくありませんでした。が、パスポートやカードの再発行などの手続きがなかなか煩雑でした。
知人Aの場合
これは数週間前に聞いた話なのですが、Aさんがジャカルタで夜飲んで帰っているときのこと。
こちらでは日本人駐在員は基本的に車(ドライバー付き)で移動しているので、この夜もAさんは飲んだ後、車に乗り込んで帰っていました。
走り出して少し経った時、急に車がパンクしたそうです。そこで、車を寄せて、ドライバーとともにタイヤを確認していたところ、気づけば後部座席に置いてあった鞄がなくなっていたそうです。
これは恐らく、犯人に飲み屋からつけられていて(外国人はお金を持っていると思われています)、信号か何かで止まったときに、パンクさせられ、二人ともが車を降りたことを確認したうえで、そっと鞄を盗っていったのだと思われます。
会社の同僚Bの場合
こちらも数週間前の話です。
Bさんは駐在員ではなく、インドネシア人の奥さんと自分の家で生活しているのですが、深夜に強盗が入り、財布などの小物と枕元に置いていた携帯が盗まれました。
窓をこじ開けて入ったそうですが、幸か不幸かBさんは寝ていたため、強盗の侵入に気づかず、朝起きてから物が盗まれていることに気づいたそうです。
実はこの犯人はいろいろあって、すでに捕まったそうですが、携帯等はすでに売却されており、返ってこなかったそうです。
日本みたいに安全ではない
これら3件の犯罪では、被害者が気づかないうちに物を盗られているので、物的な損害しかありませんでしたが、もし盗まれていることに気づいてしまった場合、最悪なケースでは危害を加えられていたかもしれません。
冒頭にも書いた通り、ワタクシも3年半の生活で、どこかに油断があったのだと思います。
ここはやはり外国であり、日本のように安全なところではない、ということを再認識しました。
最近、少し治安が悪くなってきているようです。より一層、気を引き締めないといけないかもしれませんね。
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