先日の日曜日に東京有明コロシアムで「ドリームテニスARIAKE」なるイベントが開催されました。
このイベントの主旨は東日本大震災復興チャリティーイベントです。イベント収益金が復興のために使われるようです。
イベントに出場した選手は、錦織圭選手・鈴木貴男選手・国枝慎吾選手といった現在の日本のトッププレーヤーに杉山愛さん・クルム伊達公子さん・松岡修造さんといったかつての日本トッププレーヤー(クルム伊達さんは現在もトッププレーヤーですが・・・)、それに加えて、元世界ランキング2位のマイケル・チャンさんの7名。
ここで、チャンさんを呼んでくるってのがなかなかシブいセレクト(笑)。ですが、チャンさんはワタクシがテニスを始めた頃に全盛期だった選手なので、ぜひ見てみたかったですね。
当時はピート・サンプラス選手やゴラン・イワニセビッチ選手、ミハエル・シュティッヒ選手、リカルド・クライチェック選手といったビッグサーバーが台頭する中で、チャン選手やアンドレ・アガシ選手のようなストローカーがいかに勝利するのか、ってのが見所だった気がします。(今は逆にストローカーの方が強いのかもしれませんね。)
身長175cmとスポーツ選手としては小柄なチャン選手がビッグサーバー達に対抗するために使用したラケットが「マイケルチャングラファイト」、通称”チャングラ”ってやつです。当時は画期的なラケットで、普通のラケットの長さは27インチなのに対し、チャングラは1インチ長い28インチ。少しでもサーブでの打点を高くしようとした工夫だったわけですが、この後いわゆる”長ラケ”ってのが流行りました。(いつのまにやらあまり聞かなくなりましたが・・・。やはりストローク技術の発達のおかげでしょうか。)
さて、話がそれてしまいましたが、そんなチャンさんと錦織選手のドリームマッチ(8ゲーム先取)。結果は8-5と錦織選手の勝利でした。
この日は他に錦織・松岡 vs 鈴木・チャンのダブルス、錦織・杉山 vs 松岡・クルム伊達のミックスダブルスが行われました。いやぁ、ほんとに”ドリーム”な試合ばかりです。ぜひ見たかった。(本来なら国枝 vs 鈴木という試合も予定されていたようですが、国枝選手の肘の状態がよくなく、トークセッションになったようです。)
次に今回のようなイベントが開催されるのであれば、今度こそぜひ見に行きたいものです。
P.S.
ちなみに男子テニスのシニアツアーの1つである「Chanpions Series」でのマイケル・チャン選手のランキングは第4位です。ただ、このツアーは基本的にアメリカで開催されているため、1位:ピート・サンプラス選手、2位:ジム・クーリエ選手、3位:アンドレ・アガシ選手、4位:チャン選手、5位T:トッド・マーティン選手・ジョン・マッケンロー選手、7位:ジミー・コナーズ選手までアメリカ人が占めていたりもします。8位でやっとイワン・レンドル選手が入ってきます。
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