ゆーすけのゆーとぴあ

元々は、「ハバティ」というチーズなんですが、これはちょっとピリっとした刺激のある味で風味も強いものなんです。そこで、その「ハバティ」を食べやすくするために、脂肪分を添加することで非常にまろやかにしたのが、今回の「ハバティ　クリーム」なんです。

なんかこれだけでチーズケーキみたいですねぇ。
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「ハバティ」はハードタイプのチーズなんですが、この「ハバティ　クリーム」はセミハードタイプに分類されます。脂肪分を添加することで、全体的にしっとりしてるんですね。なんと約６０％が脂肪分だそうです。

しっとりとしていて切り分けやすいです。
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これ、おいしいですよ。ナチュラルチーズにしては香りは抑え目ですが、塩気もちょうどよい感じです。また脂肪分が高い割りにそんなにしつこい感じではありません。サラダやサンドウィッチ等にも使えそうですね。

チビチビつまんでいるといくらでも食べてしまいそうです。でも、やはり脂肪分が多いということは・・・

シチリア島に広がるワイナリー「ヴィニ ビオンディ」で作られたワインです。シチリア島を代表するワイナリーの一つです。

よく、料理は産地が同じものの組みあわせが一番だと言われますが、このワインはイタリア・シチリア島産ということで、現地の料理にはとてもよく合うのですが、魚介類中心の料理という意味で日本食にもあわせやすいようです。

実はこの下でコルクに割れ目が・・・！
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香りは少し酸味の強そうな香りがします。確かに魚介類、特にエビや貝に酸味は合いそうな気がします。

白ワインなので、グラスも少し冷やしておきました。
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色は黄色が強い感じがします。

飲んでみると、思ったよりも酸味は少なく、どちらかというとまろやかでまったりした感じがします。なので、魚介類の中でも甲殻類ではなく、白身の魚の甘みと合うような気がします。また、タンニンもあまり感じないので、飲み易いです。ワイン初心者のワタクシでもとてもおいしくいただけました。

フルムダンベールのお話の前に"AOC"について。"Appellation d'Origine Contrôlée（アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ）"の略で、フランスに詳しい方はご存知かもしれませんが、フランスにおける農業製品の「品質保証」を表しています。

農業国であるフランスは農業製品の品質には非常に厳しく、製造方法や原材料の産地や割合についての規定が細かく決められており、それを満たさないとこの"AOC"を商品につけることはできません。

今回のようなチーズに限って言うと、搾乳した牛やヤギの放牧場所や熟成させた場所、発酵に使用した菌や温度も規定されています。

そこで、今回の「フルムダンベールAOC」です。

パッと見た感じだとキッシュみたい
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 青カビタイプのチーズ、通称ブルーチーズです。日本ではゴルゴンゾーラチーズが非常に有名ですが、このフルムダンベールやロックフォールもとても有名なチーズです。余談ですが、先ほどの「AOC」を最初に取得したのがロックフォールチーズなんです。

ブルーチーズはその香りや風味がきついことから敬遠する方も多いかもしれません。ワタクシは以前からブルーチーズも結構好きで、食べたりしていたので抵抗はありませんが。

切り分けてみました。
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このフルムダンベールはブルーチーズの中では比較的まろやかなので、これからブルーチーズに挑戦しようと思っている人にもオススメです。フランスでは「高貴なブルーチーズ」とも呼ばれたりするようですが、実際口に入れてみると、ブルーチーズの香りはあるものの、口当たりはとても滑らかでクリームチーズのようです。塩気はそこそこありますので、一気に大量にはたべれませんが、ワインとともに少しずつ口の中で溶かしながら食べると最高です。

さて、ここでチーズに関する豆知識です。以前に紹介したオルトリネのような白カビタイプと今回の青カビタイプって同じカビなのに、見た目がまったく違うと思いませんか？ただ、色が違うだけじゃないでしょ？

その理由はそれぞれのカビの特製によるのです。

白カビタイプに使用されている菌は酸素を嫌う性質があるんです。なので、チーズを発酵させる際は周りに菌を吹き付けることで、菌が自分で酸素のない内側に潜ろうとするために、内側に向かって発酵が進みます。だから白カビタイプは外側の方が内側よりも発酵が進んでいるため、少し固くしまった感じなんです。

一方、青カビタイプに使用されている菌は酸素を好む種類なんです。そこで今度は菌を内側に混ぜ込んで発酵させると、酸素を求めて外側に向かって発酵が進むというわけなんです。

だから見た目（外にカビがあるか内側にカビがあるか）がかなり違うんです。また青カビタイプの場合、外側の方があとで発酵するために外観はベタベタした感じになっています。そこで、定期的にクッキングペーパーなどで周りをふき取ってやると長持ちするそうです。

というわけで（どんなわけだ）、このフルムダンベールは青カビタイプの中でもまろやかでありつつ、しっかりと青カビの香りも楽しめるので、ぜひ一度ためしてみてください。

見た目がモッツァレラに似ているのは、その製法が同じだからです。南イタリアのチーズではよく見られる"パスタ・フィラータ"という製法を用いているのですが、この製法で出来たチーズの特徴は冷えている時は裂けるように切れ、熱すると餅のように糸をひいて伸びることです。

切ってみました。
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早速、頂いてみます。

食感はカマボコとかちくわに近い感じです。フレッシュタイプのチーズなので非常にあっさりしています。６Pチーズのようなプロセスチーズに近いので、チーズの香りが苦手なかたでも挑戦できるかもしれませんね。

名前の由来は「オルトラン＝小鳥・おいしい」という意味だそうです。元々、大型チーズの産地であるコンテ地方のチーズとしては非常に小ぶりなチーズです。

切り分けてみます。中はしっとり。
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白カビのチーズとしてはカマンベールチーズが非常に有名ですが、カマンベールより白カビの層は薄いです。

食べてみるとクセがなく非常に食べやすいチーズと言えそうです。とてもまろやかに口のなかに広がります。カマンベールよりも食べやすいかもしれません。

とてもマイルドなので、様々なワインやコーヒー・紅茶なんかとも相性がよさそうです。ワタクシは渋みの少ない赤ワインと一緒に食べましたがとてもおいしかったです。

このワイナリー"アヴィニョネージ"のポリシーは『ワインとは人間によって作られるもの。人間の夢から作られ、人間の経験から作られ、また人間の思いから作られる』だそうです。ワイン作りには"気持ち"が大切だという信念のもと作り上げられたワインです。

開栓。
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香りは少し甘めな気がします。なんとなく飲みやすそうな予感。ワインが得意ではないワタクシでも楽しめるでしょうか。

色合いは少し茶色がかっている気がします。
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では、頂いてみましょう。

思ったよりも甘くなくしっかりした味わいです。でも渋みは少なくとても濃厚です。

どっしりとしている割にすっと喉を通るワインです。なかなかいけますね。ワタクシでもおいしくいただけました。でもワタクシだと量はたくさんは無理ですね。少しずつ頂くことにします。